浴衣と帯のコーディネイト

浴衣は生かすも殺すも“帯”次第!帯ひとつで印象がガラリと変わります。
そんな浴衣と帯のコーディネイトのポイントを大きく4つに分けてみました。
こちらを参考にして自分らしいコーディネイトをみてけてみてはいかがでしょうか。

  • 浴衣の柄に入っている色を帯のメインカラーにする

    カラー1

    もっともポピュラーな帯の合わせ方です。浴衣の柄に使われている色の中から、使用面積が少ない1色と帯の色をあわせるとしっくりと纏まります。
    例えば、派手な柄の浴衣でも、帯の色を合わせるだけでスッキリと纏まって見えますし、淡い色合いの場合は華やかで清楚な雰囲気が出ます。浴衣の柄が控えめな場合でもしっかりとした色を帯色に選べば引き締まって見えます。
    (右図)のような、浴衣の柄が淡くて控えめなときには濃い帯がよく合います。小物と色を合わせるのも、華やかな印象になります。

  • 浴衣の色と帯の色を同系色にする

    カラー2

    浴衣の地色が淡い色の場合は同系色の濃い目の帯を選ぶと、引き締まってとても落ち着いた雰囲気に。
    逆に、濃い色地の浴衣には同系色の薄い色目の帯を選んでいただくと、さわやかで落ち着いた雰囲気の印象になります。


    個性的で色合わせが難しいグリーン系も、濃淡をつけることでお洒落に、しっくりとまとまります。
    浴衣の地色と帯を同系色でまとめることによって、ソフトでおとなしく、優し気な感じで纏まります。

  • 浴衣の色と帯の色を反対色にする

    カラー3

    反対色の組み合わせはとっても相性がよく、個性的で華やかな印象を与えます(例えば、赤と緑の組み合わせはクリスマスカラーですよね。)
    昔ながらの紺色の浴衣には黄色や芥子色の帯が定番中の定番、流行に左右されない組み合わせです。


    (右図)のような赤色の浴衣の場合、同じ暖色系のオレンジや黄色といった帯ではなく、反対色である、水色や緑系の色を合わせることで子供っぽさをなくし、
    モダンな雰囲気を演出できます。

  • 浴衣の色がモノトーン系のときは帯の色をはっきりとした色にする

    カラー4

    白い浴衣は清楚なイメージで魅力的ですが、印象が薄くなりがちです。黒地の浴衣も大人っぽい雰囲気がでますが、重たい印象になりがちです。
    浴衣が白や黒など、モノトーンの場合は、柄や模様に入っている色の同系色を選ぶと良いでしょう。
    加えて、鮮やかな色味を選ぶ事によって華やかな雰囲気も引き出せます。


    (右図)の様にアクセントになるような柄がない場合は鮮やかな色味の帯と、同系色の小物であわせるという方法もあります。