着付けの前にヘアメイクを終わらせて下さい。メイクをした後で着付けると浴衣が汚れてしまうことがあります。
着付けをする際には出来る限り、全身が見れる鏡の前で行って下さい。鏡で確認しながら正しく着付けをしてください。
浴衣スリップ(下着)を着て、必要であればウエストにタオルなどの補正をします。
肌襦袢・裾よけは、汗を吸うものであれば洋服のスリップを使っても構いませんが、身八つ口や裾から素肌が丸見えにならないよう、半袖で丈が長めのものにして下さい。すっきり着るのなら、着物用のスリップがおすすめです。
着物を羽織り、左右の両衿と背縫いを持って背中心をあわせ、そのままもちあげ裾の長さを決めます。
左右の衿を持って下前を開き、上前を腰骨の位置に合わせます。 たるまないように下前を軽くひきます。
2で合わせた上前幅がずれないように気をつけながら上前を開き、下前の褄先を7~8cm上げて左脇に持っていきます。
上前に下前を重ね、腰ひもを結びます。結び目は左右どちらかにずらして片結びし、端をひもの間に入れ込んでおきます。
身八つ口から手を入れて、おはしょりを、背中・前の順にきれいに下ろします。
右手で両衿をそろえて持ち、左手で背縫いを下に引いて、衿をコブシひとつ分ぬきます。前はくぼみがのぞくくらいに合わせます。
衿元を押さえながらひもの中心を胸の少し下に当て、ひもを前から後ろに交差させ、前で結びます。浴衣のしわを脇の下から両側に引いて始末します。
半幅帯のもっともポピュラーな結び方、「文庫結び」をご紹介致します。
若い人だと可愛らしく、年配の方だと落ち着いた風情がある、年齢を問わない結び方です。
浴衣を選ばず、他の結び方に比べて簡単なので、是非チャレンジしてみてください。
帯を締める前には、伊達締めを締めて帯板をつけてください。帯板はベルト付きのものが便利ですよ。
手先を半分に折り、輪を下にして、肩より20cmくらい長めに出して、残りを胴に2巻します。
たれを内側に斜めに折りあげ、手先が上になるようにひと結びします。
たれ先を肩幅を目安に(40cmくらい)内側に巻き込むように折りたたみ、羽根を作ります。
手先を下ろして羽根を上からくるみ裏を通して2回ほど巻きます。
あまった手先は上から帯と帯板の間を通してひきおろし、長くて出るようなら折り返して入れ込みます。
右手で結び目を持ち、左手で後ろの帯の下を持って、時計回りに羽根を後ろにまわして完成です!